2005.12.22 Thursday
大阪探険西成区編
今日は作業所グリーンハウスの行事の大阪探険、西成区編でした。ところが朝から雪でしかも気温自体は零度を超えているので、服についた雪が解けてびしょびしょになるという悪コンデション中決行されたのでした。しかし何回もやっているとワンパターンになる中、今日は天候が変化をもたせてくれたんだと考えれば、また後日記憶にも残って語り草にもなるだろうと、プラス思考で同行する仲間と励ましあいながら歩きました。とはいっても来た仲間というのは僕を入れて三人のみ。そして指導員さんが一人で、出発場所で地図とラリーポイントの問題を書いた紙を渡され、彼女は帰りにもらう景品を買って最終ポイントに約束の時間に来るまで、どこかで時間をつぶしていたようです。まあそれも暇といえば暇ですが、僕たちは雪が舞い振る中地図と問題用紙をぐしょぐしょにしながら懸命に歩きました。そのポイントはいつもと同じく、神社や寺がほとんどでした。全部で六ポイントとあったのですが一番わからなかったのが五ポイント目のポイントで場所がわからずキョロキョロ右往左往してました。するとあの辺にありがちな大阪の親切なおっちゃんがいろいろあそこちゃうかと、わざわざ付いてきて教えてくれたのですがとうとうわかりませんでした。もう目的地のタイムリミットの十二時直前だったのでそれは飛ばして最後の六ポイント目へと向かいました。そしてそこもわからず、ちょうどそのそばの家から出てきた人に聞いたらそこの裏になるんだけど、そこへ行くためにはこちらから回っていかないといけませんとこれまた親切に誘導してくれたのでなんとか無事到着することが出来ました。西成というのは愛隣地区で何か暗いイメージが付きまといますが、さっき言ったように親切なおっちゃんもいて雪の中をあたかも八甲田山の雪中行軍のように歩いたこともあり、印象深いラリーとなりました。しかし不満に残るのは指導員さんも言っていましたが、参加人数の少ないところです。決して強制ではないので参加は自由とはいえ、その日に作業の代わりに行事として一日設け、ミーティングによりみんなで決めたことなんだから、少々苦手でも参加しないとその意味が問われると。そして指導員さんたちにもそのラリーの問題を作るためにそこまで下見に行き、知恵を絞って問題を作ってくれたのです。だからその苦労にも答える意味で参加しなければ彼らの苦労と努力と愛情をを不意にしてしまいます。この大阪探険というのはそれまで決めていたレクエーションの内容が映画化カラオケかとワンパターン化していたので、指導員さんたちがアイデアを出して作ったものです。大阪に住んでいても意外と二十四区ある区の一つ一つに何があるかというのは、まったくといっていいほど僕たちは知りません。かつ地図を使ってポイントを探してラリーしていくというのは、簡単なようでなかなか頭のいるものです。こういう楽しみながらも知恵を使って勉強になり、知識を増やし、知能を高める機会というのは非常に大切で、また願ってもないチャンスだと思います。これがまだ始まって間もないのですが、二十四区すべて終わる頃にはどれほど大阪のことに詳しくなり、地図を見る能力がついているか楽しみです。本当その意味でも指導員さんに感謝しなければなりません。
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