2005.11.21 Monday
耐震構造計算書偽造問題。
今日の一日はまあこんなものかなという一日でした。作業所が終わった後家に帰り、風呂に入って、飯を食うと睡魔に襲われ、そのまま二時間ほど眠ってしまいました。そして七時に起きニュースセブンを見て今日一日の世の中の動きをチェックしました。主だったニュースはなんと言っても姉歯建築士の耐震構造計算書の偽造問題です。調べによると震度5強程度の地震で崩壊する恐れのある建物が、十三棟にものぼるそうです。しかし一つ疑問はそれが発覚したその日に姉歯氏宅にマスコミが押しかけてインタビューしてから、彼はどうしているのでしょう。何しろ高額なお金の支払いと住民の生活を強制的に変えさえるという大きな問題を抱えているゆえ、彼の責任は重大です。それゆえ事件が刑事的に一段落するまで雲隠れしているのでしょうか。まあそちらのほうが賢明といえば賢明です。二十年ほど前にお年寄りを対象に錬金術というマルチ商法で金を騙し取った豊田商事の社長の事件がありました。彼はマンションの一室に立てこもり、大勢のマスコミがいたにもかかわらず、そこを右翼か暴力団の刺客が日本刀を持って乱入し殺害された事件です。ああいう事態を避けるためにも姉歯建築士は、警察からも騒ぎが落ち着き解決の展望が立つまで姿をくらますよう指示されているのかもしれません。事件が発覚してすぐのマスコミによるインタビューには、「そうした方が建築コストが抑えられるというからやってしまいました。」と嘯くこともなく答えてました。しかしもしそれが自分の住むマンションであったらどうしたのでしょうか?その辺を聞いて彼の反省の色を知りたいと思います。また彼は大衆の見せしめとしてマスコミの前に立たされましたが、調査によると耐震構造の計算書で耐震基準どうり建設されているビルは三十パーセントに満たないといいます。ということは姉歯建築事務所だけにかかわらず、コストダウンのために手抜き工事に等しいような構造計算書で通している建築事務所が他にもあるようです。それを公表したらあちこちでパニックになるゆえしないのでしょう。建築事務所もこの事件に懲りて少しはごまかして金をせびり取るのは慎むべきでしょう。
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