バンババン

文章だったらそこそこの
ものを書けるのですが、
やれ画像やレイアウトの美
的感覚はゼロなので、これ
から向上してゆきたいと思
います。
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おせっかい焼き
 今日は神戸の地域生活支援センターの仲間の間で、飛んだとばっちりをくいました。仲間の男と女との口論に巻き込まれたのです。その女はその男に言い寄られ付き合いかけていたのですが、次第にその男のいやな面が見え出してきたのか避けるようになってしまいました。それでとうとうその女は男が挨拶しても無視する、カードゲームをしていても男が来ると席を立つ、完全にしかとしだしました。そして今日もセンターが終了し、その男をのけた女も含む六人ほどで帰ろうとしたら、その男も仲間に入れてくれと合流してきました。しかしその中にいた女はもう顔をもみたくないという態度を取って、もし男が一緒に行くなら私は帰りますとまで言い出しました。それを耳にした男は切れて、「嫌いになったのなら嫌いになったでもいいけど、同じセンターに通う仲間なんだからそのやり方というものがあるやろ。いまのようにあからさまに憎まれ行為をするのはいじめ以外の何者でもないやろ。」と啖呵を切り出しました。僕はそれはそれでなるほど一理あるなとも思ったのですが、その女は納得せずとうとう泣き出しました。その女の言うには具体的に言えといったらはっきり覚えてないけど、口が立つのがいいことに散々傷つくようなことを言われた。それを聴かされてつくづく愛想がついたというのです。僕もその喧嘩の場面だけを見たらどちらのほうに否があるのかわからないので、口を出さずに黙っていました。周りの男達は当の男が時々漏らす本音を聴かされて、「そこまで言うのはおかしい」と女の肩を持っていました。それから長引いた口げんかのほとんどがそうであるように、おんなじことを五回も六回も口にしてお互いの傷がどんどん大きくなるという堂々巡りを延々一時間半も道端でしていました。結局その中で一番の年配でリーダー役の人が、その男に「この状態でいまから君も一緒に飲み会をするのはみんなが疲れるから、今日のところは身を引いて頂戴。後生だから。」とその男を諭して、その男もようやく身を引きました。それからみんなで近くの居酒屋に行って酒をオーダーし、それまでの疲れを飲み干しました。しかしそれがなくなってしまってもそんな不毛な人間関係はありませんが、男と女の痴話げんかというのはこじれたらややこしいものです。僕も男と女の関係の一つのけじめにまでもいたっていませんが、こんなぐらいなら恋愛などしなかったらよかったのにという幻滅によくぶつかります。でも一晩寝ればそんなことも忘れます。そしてこれは性分でしょうか。どうしても彼らによりを戻して仲良くなって欲しいと、当の本人達からしてみればありがた迷惑とも取れる願いを持ってしまいます。僕はおせっかい焼きなのでしょうか?
| バンババン | 恋愛 | 22:36 | comments(0) | trackbacks(233) |
鶴の恩返し
 今日は作業所の友達と梅田まで約三十分ぐらいかけて自転車のツーリングをしました。大阪の第一ビルの一階に自転車を止め阪急方面にあるドトールというコーヒーショップでコーヒーを飲みました。そこはアイスコーヒーのSサイズが百八十円とファーストフード並みの割安で、しかも味のほうも上々で繁盛しています。それから北新地のアバンザビルにあるジュンク堂という西日本一巨大な書店を覗きました。そこは図書館並みに机と椅子が置いてあって、長居さえしなければ書き物もできる僕たち書き物が好きな人間にとってはうれしいスポットです。そこで三十分ほどいて家路につこうと自転車の置いてある場所まで帰りました。そこについてみるとなんと僕の自転車には「このまま放置すると撤去します」という張り紙がしてあり、友達のほうは撤去されて影も形もありません。そこは特に頻繁に撤去カーが来るスポットのようで、撤去された場合取り戻すのに二千五百円が必要とその保管場所が書いた立て札が立ってありました。その友達の家はかつかつの収入でやりくりしている家庭なので、友達は呆然と立ち尽くしました。僕は事なきを得ましたが、僕にも責任があるので「その半額を立て替えるよ」と財布から千円を抜きかけると、「ええ。ええ。もう十年も乗った古い自転車やからもうええわ。」とその助言を飲もうとしません。もし彼が「お前もここに止めようとしたんやから責任がある。半額払え。」などといわれたらお金が惜しくなるものですが、逆に「いやいやいいよ。」といわれたときの感激。「なんていい人なのだろう」と久しぶりに感動してしまいました。こう考えてみると人間の感情って不思議なものです。「払え。」といわれればいかにも惜しく、しぶしぶと払いますが、「いいよいいよ」といわれると「いやそんなぼくにも責任の一端はあるのに」と助けてあげたくなります。本当にいい人です。今度いつかこのとき受けた親切に答えるような「鶴の恩返し」をしてあげたいと思います。
| バンババン | 鶴の恩返し | 19:55 | comments(0) | trackbacks(100) |
その暁には
 今日は十三年前に将棋クラブで知り合った、医者でクリスチャンの先輩と、西宮の甲山をジョギングしました。その麓にある神呪寺という寺の駐車場に車を止め、森林公園を走りました。標高は三百メートルほど、鬱蒼とした森林に囲まれてその中をゆっくり走るのはとても気持ちよかったです。その後ベンチに座って将棋をしました。勝敗は一勝一敗でした。一回目は角道をお互い開けて交換しないとわかったら、いきなり桂馬をはねてくるという嵌め手にやられました。しかし二回目は三間飛車で、矢倉の堅い守りを破って一手差で勝ちました。体を使ったジョギングの後に頭を使う将棋と、二時間ほどの間でしたが非常に充実した楽しく、有意義な時間をもてました。そして彼は僕が収入がなくて困っている事情を理解してくれ、いつも食事やジュースをおごってもらっています。このご恩は将来僕が目指している作詞家で成功して、その暁にきっと返そうと思っています。
| バンババン | 友達 | 21:55 | comments(0) | trackbacks(35) |
二股の恋
 今日は大阪の作業所で昼まで仕事をして、神戸の生活支援センターに行ってました。そしてそこで五時までいて、帰りすがら女一人と六人の男とで喫茶店に入りました。そこは家族経営で決して洒落たモダンな喫茶ではないのですが、二階まであって、BGMに癒し系の音楽が流れ僕がよく書き物をする行きつけの喫茶です。そこで三十分ぐらいわいわいがやがやと雑談をしていたのですが一人っきりの女が突然帰るといい出し、一階への階段を下りだしました。しかし昨日から三時間ほどしか眠ってないそうでよろけて階段から落ちかけました。だからその一番近くに座っていた僕が彼女の肘をもって下まで降ろしてやりました。そしてこのままではとても危険な状態なので、僕が彼女の最寄の駅まで付き合ってやることにしました。阪神御影の駅のホームまでずっと僕が彼女の二の腕をもってささえながらエスコートしてやりました。そして特急に乗り込みました。しかし彼女の最寄の駅は香枦園で、その特急は一つ向こうの西宮まで行ってしまいます。だから僕も同乗して香枦園まで引返してやるからといいましたが、彼女は梅田まで行ってやることがあると言い出しました。そのふらつく足元でです。しかし僕は彼女の彼でもなく、そう言われたらほっぺたをぶって強制するほど深い仲ではありません。ただ僕は先ほどの喫茶店で彼女の寝不足によるふらつく状態を見ているので、そんな危険なことはさせれない。喫茶店で別れた同じく彼女のことを心配する男たちの手前責任があります。彼女と帰り道がおんなじ方向だから同乗したとはいえ、彼女をそんな危険な状態で放り出して、途中で倒れられたりしたら付き添った僕の責任問題にもなります。だから梅田までついて行くことにしました。そしてその電車での道中が大変だったのです。途中電車の中で彼女はわざとよろけて僕に抱きつくまではしませんでしたが、体を預けておどけたりしだしました。彼女に思い切って「僕のことが好きなのか」と尋ねてみました。そこでもし仮に彼女に告白されて抱きつれたりしたら、僕の理性はどうなっていたかわかりません。しかし彼女はその答えについてはお茶を濁しました。そしてそのほかいろいろ女の武器として甘い声で僕に「誘って欲しい」と取られてもおかしくない挙動や話をしだしました。だから僕は実を言うとそのセンターに研修生としてきている専門学校の講師の娘を狙ってるんやと打ち明けました。それを聞いて彼女はがっかりしたのかどうだったのかはわかりませんでした。しかしそれでも「女がここまで言ってるのに誘わないのは男じゃない」というような素振りで話しかけ続けます。だからこう見えても僕は普段猥談ばっかり言っているけど、昔スナックでそこのウエイトレスに「今度一緒に映画に行かない」と明らかに告白されたことがある。でも自分が狙っている娘がいることを打ち明け、その娘が好きだからとその申し出を断ったことがあるんだよ。と話すと「へーかっこいい」といってくれました。そして彼女は梅田で会う人がいると言い出し、どうしても僕の助言を聞かないので、僕が出来る限界のことはやった。これ以上は彼女の生き方そのもので僕が立ち入るべき領域ではないと諦めて梅田で別れました。しかし電車の中でまるで出会ったばかりの恋人同士のように、いちゃつくに等しい行為や会話をしていたので、いまも彼女の顔が脳裏から離れません。しかし彼女はあれからどうしたのでしょう。謎です。それゆえに彼女が知らない人と会って何をするのか、そして寝不足であんなにふらついて彼女が無事家に帰り着いたのか大いに心配です。しかしあんな電車の中で女と夢のような会話をするのは生まれてはじめてなので、今日一日経験した出来事は僕の胸の奥で、いつまでも消えずに残るような気がします。
| バンババン | 恋愛 | 21:21 | comments(0) | trackbacks(0) |


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