2006.08.27 Sunday
おせっかい焼き
今日は神戸の地域生活支援センターの仲間の間で、飛んだとばっちりをくいました。仲間の男と女との口論に巻き込まれたのです。その女はその男に言い寄られ付き合いかけていたのですが、次第にその男のいやな面が見え出してきたのか避けるようになってしまいました。それでとうとうその女は男が挨拶しても無視する、カードゲームをしていても男が来ると席を立つ、完全にしかとしだしました。そして今日もセンターが終了し、その男をのけた女も含む六人ほどで帰ろうとしたら、その男も仲間に入れてくれと合流してきました。しかしその中にいた女はもう顔をもみたくないという態度を取って、もし男が一緒に行くなら私は帰りますとまで言い出しました。それを耳にした男は切れて、「嫌いになったのなら嫌いになったでもいいけど、同じセンターに通う仲間なんだからそのやり方というものがあるやろ。いまのようにあからさまに憎まれ行為をするのはいじめ以外の何者でもないやろ。」と啖呵を切り出しました。僕はそれはそれでなるほど一理あるなとも思ったのですが、その女は納得せずとうとう泣き出しました。その女の言うには具体的に言えといったらはっきり覚えてないけど、口が立つのがいいことに散々傷つくようなことを言われた。それを聴かされてつくづく愛想がついたというのです。僕もその喧嘩の場面だけを見たらどちらのほうに否があるのかわからないので、口を出さずに黙っていました。周りの男達は当の男が時々漏らす本音を聴かされて、「そこまで言うのはおかしい」と女の肩を持っていました。それから長引いた口げんかのほとんどがそうであるように、おんなじことを五回も六回も口にしてお互いの傷がどんどん大きくなるという堂々巡りを延々一時間半も道端でしていました。結局その中で一番の年配でリーダー役の人が、その男に「この状態でいまから君も一緒に飲み会をするのはみんなが疲れるから、今日のところは身を引いて頂戴。後生だから。」とその男を諭して、その男もようやく身を引きました。それからみんなで近くの居酒屋に行って酒をオーダーし、それまでの疲れを飲み干しました。しかしそれがなくなってしまってもそんな不毛な人間関係はありませんが、男と女の痴話げんかというのはこじれたらややこしいものです。僕も男と女の関係の一つのけじめにまでもいたっていませんが、こんなぐらいなら恋愛などしなかったらよかったのにという幻滅によくぶつかります。でも一晩寝ればそんなことも忘れます。そしてこれは性分でしょうか。どうしても彼らによりを戻して仲良くなって欲しいと、当の本人達からしてみればありがた迷惑とも取れる願いを持ってしまいます。僕はおせっかい焼きなのでしょうか?
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