2005.12.06 Tuesday
公約破り
今日は神戸の友達の家に行ってました。その子とは以前に入院した病院がおんなじという縁で、なんだかんだといいながらも六年も交流が続いている後輩です。しかしその子はまた様態が悪くなって入院していて、いま外泊に家に戻っている最中で、励まそうと思い会いに行きました。しかしその子も入院する前は仕事に就いては止めを繰り返し、そのたんびにお父さんにうるさく言われ、完全に自信を失っていて、幻聴は聞こえるやら大変だったそうです。しかし今日ちょっとあった限りでは、四ヶ月足らずの入院で元気になるどころか逆に自信を失くしているのではと心配していたのですが、どうやらそれは取り越し苦労のようで丸々太っていて元気そうにしていました。それは彼の家族もなにより喜んでいることだと思います。彼とは女の猥談話からまじめなこれから将来の話まで、ざっくばらんに話し合えるよき後輩です。その子も僕たち他の精神障害者と同じく、音楽やスポーツに関しては相当な実力があるのですがそれが仕事に生きず、残念ながら退院したあとどんな仕事をしてゆけばいいか決まっていません。しかし彼にも僕にも夢はあります。僕は作詞家として生計を立てること。そして彼はどんな仕事でもいいから安定した収入を得て、結婚し、子供を育てることで、僕以上に大きな体をしているのですがそれとは裏腹に、女の子がよく言う月並みで、ささやかな幸せを夢見ているようです。人間どんなときにも夢を失ったらお先真っ暗闇ですよね。けれどたとえどんな困難な状態に立たされようとも、夢と希望を持っていさえいれば耐えてゆけます。何か彼と会って僕が励ましてやらねばならないのに,逆にこちらのほうが彼のどん底にいながらの必死のもがきを見せられて励まされました。僕は今年の年始にどんな微々たるものでもいいから作詞で収入を得れるようになるという一年の計を立てましたが、その公約とうとう果たせませんでした。まだわかりませんが、来年の年始には同じ誓いを立てるだろうと思います。来年こそはその公約を守る飛躍の年でありますように、いまからがんばります。
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